- 講義テーマ(内容)
- 法然門下の浄土教
- 講義概要
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「およそ仏教は多いといっても、所詮戒定慧の三学に過ぎない」というように、三学を保つ事が基本である。しかし、三学非器の者は如何にして救われていくのであろう。法然は口に南無阿弥陀仏と称えるという称名念仏一行により、誰もが往生浄土できると説いた。その法然は如何にして教学上の道理を得たのであろうか。日本浄土教が大きな展開を遂げる基点である。また、承元の法難により、法然門下は如何なる教学的課題を負ったのかを概論していく予定である。
- 授業の計画・進め方
- 定期的なプリント配布と板書講義によりすすめる。
- テキスト・参考文献
- テキスト
石田充之 『浄土教教理史』 (平楽寺書店) 2,000円
浅井成海 『浄土教入門』 (本願寺出版社) 2,100円 (ISBN:9784894162464)
『浄土仏教の思想(七・八・九・十)』 (講談社) 5,250円 (ISBN:4061925776)
浄土宗総合研究所編 『法然上人とその門流 : 聖光・證空・親鸞・一遍』 (浄土宗総合研究所) 1,000円
山本博子/伊藤唯真 『法然(図解雑学)』 (ナツメ社) 1,575円 (ISBN:4816339000)
その他、最新の書籍で参考になる本は、講義時に随時紹介する予定である。
参考文献
井上光貞 『日本浄土教成立史の研究』 (山川出版社) 4,200円 (ISBN:9784634611405)
佐藤哲英 『叡山浄土教の研究』 (百華苑) (ISBN:B000J8EZ54)
普賢晃寿 『日本浄土教思想史研究』 (永田文昌堂) 4,800円 (ISBN:74002556)
小澤憲珠・勝崎裕彦ほか 『浄土教の世界』 (大正大学出版会) 2,052円 (ISBN:4924297690)
田村圓澄 『日本仏教思想史研究』 (平楽寺書店) (ISBN:B000JAR630)
平雅行 『日本中世の社会と仏教』 (塙書房) 10,500円 (ISBN:9784827310917)
梯信暁 『浄土教思想史』 (法藏館) 3,024円 (ISBN:4831860573)
末木文美士 『浄土教思想論』 (春秋社) 2,376円 (ISBN:4393135717)
なるべく上記参考書を読んでみましょう!
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