- 講義テーマ(内容)
- 仏教の理論と実践
- 講義概要
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生老病死における苦悩に対して,釈尊や親鸞の思想をどのように活用できるかを,現代的意義を含めて具体的に考察していく。その際,「ビハーラ」に関連する社会的動向や,「臨床宗教師」を取り巻く社会的運動を考慮しながら,仏教者の実践に力点を置く。あわせて「救い」の視点も取り入れるため,対人援助に関する諸問題に対して,「スピリチュアルケア」や「宗教的ケア」といった概念を引き合いに出しながら,考察を深めていく。これらの社会実践に関する研究課題から各自の研究デザインを確立していくことを目指す。
- 授業の計画・進め方
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具体的現場における事例や関連分野における先行研究を紹介して,文献を輪読していく。基礎的な資料の読解から,現代社会の諸問題,浄土真宗における社会実践,宗教的実践者の有り様など,院生それぞれが研究テーマを絞っていくことを目指す。さらに,個々の院生が関心のあるテーマに関する先行研究のプレゼンテーションをおこない,ディスカッションを通して,それらの内容を深めていく。
テーマに応じて,共同演習形式で実施することも考えている。
また,研究手法の基礎や,各自の研究を進める上で構築していく研究デザインを,研究倫理を含めて学修し,これらも研究計画書に反映させていく
- テキスト・参考文献
- テキスト
テーマに応じて提示する
参考文献
レジュメや資料を、適宜紹介する
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