殿内 恒 教授

文学部 所属


プロフィール

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≪プロフィール≫
生年
1966年
出身地
大阪府
専門分野
真宗学。中でも中国浄土教から浄土真宗に至る教理史の流れが研究領域の中心
関連分野
仏教学、仏教史学
所属学会
日本印度学仏教学会、日本仏教学会、日本宗教学会、真宗連合学会、龍谷大学真宗学会
研究課題
真宗教義の教理史的研究

ゼミ紹介

4回生ゼミ(教学史演習U)
講義テーマ(内容)
真宗思想に関連する諸問題
講義概要
本演習は、卒業論文の完成を最終目標とするものである。そこでは、真宗思想に関連する各自の問題意識を明確にし、深めていくと共に、その問題意識に沿った研究成果を卒業論文という形にまとめていくことが求められる。そこで毎週の演習では、各自の問題意識に基づく発表をもとに全員で討論し、あわせて論文作成に向けた具体的な作業を進めていく。加えて、班ごとに決められたテーマについての研究を通して真宗教義に関する理解を深め、卒業論文の質向上を目指す。
授業の計画・進め方
各週の担当者が自身の問題意識に沿った発表を行い、討論を通して相互に理解を深めるとともに、班単位で進めたテーマ研究の成果を、数回の発表により全員で共有する。
テキスト・参考文献
テキスト
特になし

参考文献
適宜、指示・紹介する。
3回生ゼミ(教義学演習T)
講義テーマ(内容)
『尊号真像銘文』に学ぶ
講義概要
 親鸞は、その生涯に『教行証文類』(教行信証)をはじめ十数部もの書物を著しているが、その中の『尊号真像銘文』は、本尊や絵像の上下に記された重要な漢文(銘文)の内容を、親鸞みずから詳細に解説した和語聖教である。
 『尊号真像銘文』には広本・略本の二本が伝わっており、その広本では、冒頭の『大経』第十八願文から末尾の「正信偈」二十句にいたるまで、経・論・釈から十七段に分けて計二十一の漢文が取り上げられ、それらが余すところなく親鸞の直筆で解説されている。その内容を通読すれば、親鸞が説き示した真宗教義の基本内容を、多様なかたちで学ぶことができる。
 本演習では、『尊号真像銘文』広本の読解を通して、そこに示された教義内容を学ぶとともに、教義学上のいくつかのテーマについても研究する。具体的には、毎週の個人発表による『尊号真像銘文』の読解と並行して、事前に決めたテーマについて班ごとに研究を進め、それらを総合する形で幅広く真宗教義を学んでいく。
授業の計画・進め方
 最初の数回で、『尊号真像銘文』の位置づけと内容の概説、あわせてテーマ研究の班分け等を行う。その後、『尊号真像銘文』の読解とテーマ研究を並行して進めていく。
 『尊号真像銘文』の読解は、あらかじめ分担した箇所を個人単位で発表してもらい、質疑応答を通してその内容理解を深めていく。テーマ研究は班単位で行い、数回の発表を通して成果を全員で共有する。
テキスト・参考文献
テキスト
『浄土真宗聖典(註釈版)』 (本願寺出版社) )

参考文献
『浄土真宗聖典全書(二・宗祖篇上)』 (本願寺出版社)
『尊号真像銘文(現代語版)』 (本願寺出版社)
普賢保之 『尊号真像銘文講読』 (永田文昌堂)
その他、講義時に適宜、指示・紹介する。

講義紹介

真宗学文献研究A/B
講義テーマ(内容)
『三経文類』と『二回向文類』
講義概要
 親鸞八十三歳の年に成った『浄土三経往生文類(三経文類)』略本は、翌年成立の『如来二種回向文(二回向文類)』の内容を取り込む形で、さらにその翌年、広本へと改変される。こうした『三経文類』両本の成立が善鸞義絶の前年・翌年にあたることから、従来、善鸞義絶がその成立背景として注目されてきた。だが、この時期には親鸞により数多くの撰述・消息も書かれており、『三経文類』のみを善鸞義絶に関わる撰述とみることは難しい。
 本講義では、『三経文類』『二回向文類』の諸善本を通して、それらの成立状況を書誌的に確認しつつ、そこに示された文言を忠実に読解していくことで、これら二撰述の成立と展開を、ひいてはそこに見出される当時の教学動向を窺っていきたい。なお前期は、主に『三経文類』略本と『二回向文類』の文言を読解していく。
授業の計画・進め方
発表をまじえながら、板書・配布資料を用いた講義を中心に進める予定。親鸞撰述内の位置づけ、その成立状況等を確認しつつ、文言に沿いながら『三経文類』略本と『二回向文類』の内容を読解していく。
テキスト・参考文献
テキスト
『浄土真宗聖典全書(二・宗祖編上)』(本願寺出版社)

参考文献
『浄土真宗聖典(註釈版)』 (本願寺出版社)
『浄土真宗聖典 浄土三経往生文類 如来二種回向文 他(現代語版)』 (本願寺出版社)
その他、講義時に紹介する。
浄土教理史特殊研究B
講義テーマ(内容)
『略論安楽浄土義』の意義
講義概要
『略論安楽浄土義』(以下『略論』)は、もと「論」「問答」等の名のもと『讃阿弥陀仏偈』と一具の書として伝えられてきた。『西方指南抄』には曇鸞の書としてその名が『往生論註』と並記され、親鸞も『略論』を曇鸞撰述と認めていたと知られるが、一方、親鸞撰述にその文言は用いられず、古くから曇鸞非撰述説もあり続けてきた中、従来の宗学ではさして顧みられることなく近年に至るまで等閑に付されてきた。だがその受容は、道綽『安楽集』をはじめ後世の浄土教諸文献に幅広く確認でき、『略論』が浄土教理史において一定の見るべき意義を持つ書であることは疑いない。
 本講義では、近年の研究成果と本文の内容によりながら、浄土教理史における『略論』の意義を窺っていく。その中で、書誌情報と本文・撰者の問題、前後の諸文献との受容関係、曇鸞撰述内での関連教理等、いくつかの角度を通して『略論』研究の基本的な視点の獲得を目指したい。
授業の計画・進め方
板書・配布資料等を用いた講義を中心に進める予定。書誌情報をはじめ『略論』に関する従来の論点を確認した上で、所引の文献、後世の依用、曇鸞の撰述等に目を配りながら『略論』の文言を読解していき、浄土教理史上の意義を検討していく。
テキスト・参考文献
テキスト
『浄土真宗聖典全書(二・宗祖編上)』(本願寺出版社)

参考文献
『浄土真宗聖典 七祖篇(註釈版)』 (本願寺出版社)
矢田了章(編) 『『略論安楽浄土義』の基礎的研究』 (永田文昌堂) (ISBN:9784816240461)
その他、講義時に紹介する。
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(2017年度 龍谷大学文学部・大学院文学研究科 講義計画 より作成)


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